図書館戦争プロジェクト感想

原作も1作目も大好きで、2作目決まった時に本当に嬉しくて、さらにドラマもやってくれるなんてもう!どれほど楽しみにしていたか。

岡田ファンだけど、原作が大好きで何回も読んでる人の感想だと思っていただければ。

 

 ■図書館戦争-LIBRARY WARS- 

確かに未公開も追加されてたけど、30分以上カットされてて、初めて見る人には分かりづらかったのではないかなあ。戦闘シーンが大幅にカットされていて、恋愛要素が増えていた。私はもともと戦闘シーンにそんなに重きを置いていないのだけど、それでも物足りない気がした。

戦闘中の小牧教官のふにゃっとした笑顔でのピースと、その時の堂上教官とのやりとりなんでカットしたの!*1

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ヘロヘロな堂上教官が郁の盾になるシーンも・・・!!

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どうして!!!あぁ~枠を2時間半確保してくれれば、CM入れてもそこそこ放送できたのにー!残念無念。

興味のある方は是非!レンタルでもカットされたシーンは見れるけど、プレミアムBOXでは、メイキングも未公開集も舞台挨拶もビジュアルコメンタリーもキャストのトークも見れるよ!しかも本編はブルーレイとDVDの2種類入ってる(何故?)。

未公開シーンはすごく良かった。特に助けに向かう堂上教官と助けを待っている郁がそれぞれ自分の気持ちを話しているシーン。未公開集で見たときに、どうしてこれを本編に入れなかったの!ってすごく思ったから、その部分を入れてくれて本当に嬉しかった。 

 

■BOOK OF MEMORIES

すっごく良かった!小牧教官・・・!

あー原作の通りで見たかったなーって箇所がいくつかあったけど、でも良かった!

毬江ちゃんと小牧教官の仲を勘ぐった郁を一蹴したら「頭かたーい!オジサン!」って言われてぎょっとする堂上教官見たかったなとか、毬江ちゃんを柴崎が「小牧教官のお姫様でしょ」って一言で言うところ入れてほしかったなとか、父によるレファレンスの試験は手塚との対比までやってほしかったなとか、柴崎が「つまらない男のプライドになんて付き合ってられません」てさらっと言ってしまったところは原作通りに郁が「何それ心配かけたくないとか男のプライド!?そんなもの捨ててしまえ!」って啖呵切ってほしかったなとか*2、毬江ちゃん連れてくるためにサボって「生理痛はどうした!!」って堂上教官に大声て言ってもらいたかったなとか。

小牧教官救出シーンも、お皿がっしゃーんて割って派手に登場して、毬江ちゃんが良化隊にまくしたてるように言うのも好きなんだけど、でも会見で堂々と話してる毬江ちゃんも凛々しくて良かった。

と、まあ希望はあるんだけど、でもすごく良かったのは本当。

両親とランチ中に入隊の理由を聞かれて話したらお母さんが「王子様みたいね♡」と言うところ、堂上教官も一緒にランチするって設定に変えた方、あぁもう本当にありがとうございますっ!!吹き出す堂上教官最高だよ・・・!

後はやっぱり最後の小牧教官と毬江ちゃんが抱きしめあうところ。ここに全部持ってかれた。小牧教官の「もう子供に見えなくて困ってるよ」。だーーーー!!!小牧さーーーーーん♡♡♡本当に素敵だった。後ろできゅーん♡ってしている郁ちゃんも、気まずそうな堂上教官も、みんな最高だった。ここのメイキングも、みんなニヤニヤニヤニヤしてて本当に良かった。

今後、手塚と柴崎の関係も進展しそうな感じにしてくれているし、最後の映画につなげるためのところもすごーく良かった。

 DVD(BD)では未公開*3とメイキングと王様のブランチ完全版も見れるよ!

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 ■図書館戦争-THE LAST MISSION-

原作が大好きな私がとても期待していった状態で観た初回の感想は「良いシーンも沢山あったけど、ちょっと期待しすぎたかあ。」。どこがカットされてたり変更されているか分かった状態で見た2回目の感想は「良かった。」。

初回は普段低燃費でのんびり生きている私が、JUMPコンで腰砕けになり、沢山の方と話した日の夜、疲れてる状態で観たからってのもあるかもしれない。もともとアクションシーンや戦闘シーンが得意ではないのにその状態で観たら後半の戦闘シーンが暗くてよく分からなくて長く感じた。それと、やっぱり原作を何度も読んでいるからなのか、新しい設定を受け入れるのに少し時間が必要だった。頭が硬くて咀嚼するのに時間かかるタイプみたいで^^;

 

・日常

堂上教官が郁を見る目が!愛おしい人を見る目!撮影しながら「堂上はどっくに笠原のことが好きですからね!」って監督に囁かれてたみたいだけど、もうこの辺でも囁かれてたのかな?グラウンドでトレーニングをしているシーンは平和でずっと見ていたいと思ったし、自室で柴崎に「告白しちゃえば?」と言われて「出来ないー!」って言う郁ちゃん可愛いし、食堂でなんだか仲良くなってる手塚と柴崎もとても良かった。

 

・査問

郁が焚書の疑いをかけられたの知った時に堂上教官が隊長室でありえないと怒鳴る→郁が疑いをかけられていることを知る→「私の分、怒ってくれた人がいるみたいですから」と冷静な郁→堂上教官の耳が赤くなる、って原作にあるシーン見たかったなー。

査問の終了時間に郁をお迎えに行く堂上教官も、忍ばせてたボイスレコーダーを終わった後にOFFにするのを忘れて録音された堂上教官と郁の甘い会話をみんなに聞かれちゃって大慌てなシーンも見たかった!

でも、郁を泣かせちゃって、それを隊長と小牧教官に見られて大慌てな堂上教官最高だったよ。

 

・レストラン

郁を手塚慧から奪い返しにいく堂上教官かっこいいー♡しかもちゃんと手繋いでる。店の外で「どうしてここが分かったんですか!探してくれたんですか♡」って嬉しそうに後ろからニコニコついてくる郁ちゃんもすごく可愛いし、「今日泣かせたし小牧が行けって言うし」みたいな勝手に言い訳してる堂上教官も良いし(しかも後日柴崎に「メモ見た途端と飛び出して行ったわ♡」と暴露される)、ヒール履いてる郁を見上げて「...でかいな」ってオチも良い。その後の「帰るぞ」って言い方がぶっきらぼうだけど優しい。あぁ好き。

出来れば堂上教官にお金おいて行ってもらいたかったなー。そのお金が返ってくるときに堂上教官が王子様だと知らせる手紙が入ってて、郁がパニックになるところも見たかったなーと思うんだけど、これはもう堂上教官=王子様って知るきっかけが頭ぽんぽんに変更されているから仕方がないか。

このシーン、手塚兄と堂上教官睨み合ってるけど、2人とも再共演(大河で親子役)が嬉しくて楽しかったみたいでメイキングで見たい。桃李くんが、撮影日の前々日には「後ちょっとで会えますね」、前日には「明日会えますね」と岡田くんにメールを送ったエピソードがとても好き。

 

・手塚慧

誰がやるのかと1番気になっていて、前作の時から友人といろいろな俳優さんの名前を言っていた。桃李くんと決まった時、そーきたかー!いいかもー!って思ったけど、やっぱり良かった。岡田くんがキャスティングしたのではないかとオットは言っている。好きな後輩に囲まれて幸せだね。桃李くんと福士くんの並んでる姿は圧巻だった。手塚兄は一癖も二癖もあるけど憎めないヤツというのが原作の手塚兄のイメージだから、今回は完全に悪役になってしまっていて、あれれーって感じ。それも良かったけど、続編に期待する。

 

・茨城への移動中

 郁からのプレゼントを断ちゃったよ。書誌学のお礼にオイル買ってて、ドラマで「柴崎に書誌学教えてもらえ」って言ってたのに結局自分で教えたのか。本のページをめくる堂上教官の手の動きが綺麗。図書館で棚の整理をしているときもだけど、堂上教官の本の扱い方って優しくて綺麗でエロい。その手の動きで女性を触ってる演技をしてほしい。

 

・アクション

すごいなとは思う。暗くてよく分からないけど。敵と味方もどっちがどっちだかよく分からない。岡田くんなのは分かるんだけど、岡田くんだよね?みたいな。いやいやすごいのよ!すごいと思ったところが伝わってない気がするけど、すごいの。

私は結構現実主義と言うか、やっぱり「本1冊に対してそこまでしなくて良くない?」と思ってしまう。前作は小田原の戦いもそこまで被害者出てないし、肉弾戦は拉致された郁と司令のために戦ってたからその疑問は出てこなかったんだけど、今回は本1冊のためにあんなに被害者出して...って。まあ狙いはタスクフォースの壊滅だから本を差し出しても殺されてたのかもしれないけど。でも、それでも応援しちゃうんだよ。堂上教官と郁を。タスクフォースのみんなも。「なんとしてでも本を守る」ってその信念が強いからなのか。応援してしまう。

 

・小牧教官の「やるぅ~」「りょーかい」

福士くんがナビ番組で見どころは小牧教官の「やるぅ~」って言ってたんだけど、分かる!ここ良かった!アドリブで入れた圭くんすごい。小牧教官って、戦闘中でもどこか力が抜けていて、生きるか死ぬかの状態で周りがピリピリしてるときに小牧教官のセリフがあると観ていてほっとする。

 

・戦闘中の会話

劣勢になっていって被害者も沢山出ているのに、時が止まったかのように穏やかになったシーン。小牧教官が毬江ちゃんを思い出して、手塚が柴崎を思い出す。手塚は小牧教官に「恥じない自分でいたい。誰にかはそれぞれだけど。柴崎さんならなんて言うと思う?」みたいなこと言われてて、もう手塚が柴崎を好きなことは自分だけでなく周りも気づいているんだなあと。堂上教官と郁はいつ敵に見つかるかも分からない状況で、昔話やお好み焼きの話をしてて。2人の世界になっている。いつか2人がお好み焼きを食べるシーンを見ることができるか。激しくて緊迫している戦闘中にとても温かい気分になれる、いつまでも見ていたシーンだった。

 

・本屋

暗い!逆光でシルエットしか見えないじゃないー!岡田くんのキスシーン何年振りだと思ってるの!2005年に東京タワーと冬の運動会でやってからやってないのよ(多分)。10年待ったのよ!キスしてるときの表情見たかったー。まあ瀕死状態だけど。と文句言いつつ、このシーンとこの前の2人のやりとりのシーンで泣きそうになった。2人の表情を見てると泣きそうになる。堂上教官、首をからあれだけ出血してたら多分頸動脈やられちゃってるのに生きてたってすごい生命力。郁ちゃんも死ぬと思って告白してキスしちゃうよね。

後、この本屋は堂上教官と郁が出会った本屋で、この変更はとてもロマンチック。この本屋で出会って、この本屋で初めてキスをする。素敵。

 

・堂上教官退院後

 このシーン、すごく良かったんだけど、初回はショックで。

瀕死の堂上教官に「帰ってきたら好きって言いますから!元気にならなかったら許さない!」と言いキス→なかなかお見舞いに行けない郁→堂上「帰ってきたら何か言う約束だったな」→郁「もう言ったも同然なので...」→堂上「俺は約束を守った(元気になった)」→郁告白。王子様って知ってたって話もする→堂上動揺→郁いろいろ言う→堂上「風邪、うつすかもしれないけど」と郁を抱き寄せてキス→彼氏モードになる。

この流れ!!これ見たかった!!予告で本屋でのキスシーンがあると分かった時に、ここ来る!ってめちゃくちゃテンション上がった!何かの番組で制服着ている堂上教官が「何か言う約束だったな」って見たときにあれ?って思ったけど、やっぱりこの病院でのシーンがなかったー。このショックが大きくて大きくて、初回見終わったあとは絶望的な気持ちだった。

このシーンがないことを受け入れた2回目は、とーっても楽しく見れた。堂上教官から逃げて壁になっちゃう郁ちゃん可愛い。デートに誘う堂上教官がぎこちない。初回も2回目もここは映画館でいろいろなところからくすくす笑う声が聞こえた。デートに行く約束をして、にっこにこな郁ちゃん超かわいい。「いつ行きますか?」「もう包帯取っちゃいましょうよ~♡」の郁ちゃん可愛いし、堂上教官も力が抜けて優しそうな顔してて、こーゆーシーンをずっと見てたい。

 

ってことで、とても良かった。作品も良かったし、この作品のことをキャストもスタッフも愛していて、それがいろいろなところから伝わってきて、作品だけでなく、テレビや雑誌やパンフレットを見るのがこんなに楽しかったことはない。完成披露試写会に外れたのは本当に残念。

初回見たときは、病院でのシーンがなかったことにショックを受けて、戦闘シーンばかりでベタ甘シーン少ないじゃんー!ってなったんだけど、2回目見たらそこそこあったかな?ベタ甘ではないけど。でもやっぱり少ない!もっと見たい!!ってことで、

 

続編

早く作ってください!!!どうか!!どうかよろしくお願いします。前作から今作までは2年半だけど、それは岡田くんの大河があったからだろうし、もっと早くできるよね。今すぐ作り始めてお願いー!!カミツレデートシーンから見たい!ベタ甘シーン盛りだくさんにしてください!!

今作、ラストと言いながら公開前からあらゆる雑誌で3作目の話をしている。もうキャストもスタッフも3作目作る気マンマンみたいで嬉しい。LAST MISSIONって言ってるけどいいよ。海猿だってLAST MASSAGEの続編公開したし。

まだまだエピソード沢山あるよ!事件も沢山あるし、恋愛要素もここから沢山!

今回みたいにドラマと合わせて作って、ドラマではぜひ手塚と柴崎の「背中合わせの二人」をやってほしい。ちょっとテレビ向きではない過激な内容が含まれてるからそこはうまく、ね。

1作目が終わった後に、「内乱と危機を連続ドラマで、革命を2作目映画で、別冊をSPドラマでやらないかなー」って言ってたけど、そんな感じになってきて嬉しい。早く次が見たい!甘い堂上教官が見たい!

 

私がぜひ岡田教官言ってもらいたいセリフは、キスしながらの「他の奴らもやってること、俺たちがやって何が悪い」、ベッドの上での「痛くないなら今さらやめてなんかやるか」なので、監督!どうかよろしくお願いいたします!!(土下座)

*1:提供の時に少しだけ映ったけど...

*2:この部分について翌日飲みながら「耳が痛いね」って話す堂上教官と小牧教官が好き

*3:これはそんなに大したことないかなって印象。