Summer Paradise 2017 中島健人Mission:K

今年も行けました!健人のソロコン!8月1日昼公演。

ハァー行けてよかった。キャパと人気と転売目的の人のアレで、当落確認までものすごく不安で。こんなに緊張したのは初めて。むしろ去年あれだけ本人確認やられたのに他名義とか転売目的で申し込む人減ってなさそうでみんなハート強い...そして結局今年は本人確認なかったんだから、そういう強い心の持ち主が勝って何度も行けたり転売したりしたのよね...

まあそんなこんな思ったけど、運良くチケットが取れたのよ!ハァーー神様ジャニー様健人様ありがとうございます!人脈もないし定価以外では買わないしガッツもないから落選=死なのよ。

当落後もちゃんとチケット届きますようにと緊張したし、無事にチケットが届いたあともなんかもう緊張しすぎて毎日毎日しんどいしんどい言ってた。いつも他のコンサートだとこんなことないんだけど、去年のソロコンがホント衝撃的で、Sexy Zoneのコンサート行ってもへらへら楽しんでいた私が、健人にドはまりしたのはソロコンからだし、とにかく前年の衝撃が強すぎて。私の中に隕石落ちたよ去年。

 

今回のソロコン、とにかくかっこよかった!キレッキレ!ぐっと大人な感じになっていた。最初の数曲で、東山さんに見せたい理由がわかる気がすると思った。マイケルジャクソンとか東山さんとか、そういうの思い出す演出多かった。

"かっこいい" とか "魅せる" という演出がメインで、去年のtouchやMake my dayやぶつかっちゃうよみたいな “かわいい” とか "多幸感" という演出は健人のソロ曲以外は特になかったんだけど、健人の曲でそういうのは十分満足できるくらい幸せな気分になったし、Snow Manと一緒にいる健人がにこにこしていてひたすら可愛かったから、多幸感もかわいいもたっぷり摂取したよ。

Snow Manに囲まれてにこにこしながら甘えてリラックスしている健人かわいかったなー。健人が最年少としてグループに所属していたらこんな感じなのかなあと(もちろんSexy Zoneも大好きだけど)違う世界を想像した。

あと、今回衣装がすごく好きなのばかりだった。全部細身のパンツにしたの大正解!健人の脚の長さが生かせる衣装ですっごく似合ってたし私好みだった!

 

ネタバレ見ないで入って1公演しか入ってないから覚えてないこと多いけど...以下1曲ずつの感想。

OP

近未来っぽい感じ?健人の目が青とかに光ってて...Snow Manの紹介も。そんな映像。

下からポップで上がってきたらしばらく動かなくて、健人登場してギャーーってこの上がったテンションの行き場がなく...(笑)健人動かないなーって思ってた。健人ー!健人ー!って客席からの声を聞きながら。だいぶしてから健人がサングラスを外し、ギャーーー!って。この流れ、マイケルジャクソンのオマージュだったか。言われて気付いた。

第一声が「1000年先から君を守りにきた」....そう来たか(結構衝撃受けた)

Mission

健人の新曲。かっこいい!!!曲もダンスもめちゃくちゃかっこいい。衣装も黒の細身のスーツでネクタイも細くて健人のスタイルの良さが際立ってた。「君に 君に」って左右に指さすところのキレキレっぷりが特に印象に残ってる。全体的にアンドロイドっぽいなぁと思ったんだけど、このちょっと後に「健人とアンドロイドでケントロイド」と健人が言っていて、ちゃんと表現できてるのすごい。アンドロイドっぽい部分も多いんだけど、時々生身の健人にふっとなる時があって、その破壊力が。緩急のつけ方が上手で、なんかもう私の好きな人はすごいなあと思って。ムーンウォークしたり、ダンスも健人こんなに上手かったんだなーすごいなーとほわわわ~と見ていた。あと、足長すぎ。2時間ちょいの間に足が長いと何度思ったか。

Sun Burns Down

知らない曲だったんだけど、仁くんの曲なのね。おしゃれでかっこよかった。

Fly

薄い幕が降りて、後ろからライト当ててて健人の影が映るの。影も大きくなったり小さくなったり。素敵だった。スタイル良いから影もめちゃくちゃかっこいい。オシャレな演出だったなー。SMAPをこんなにキレキレに踊るのかーかっこいいなーと思った。

Black Cinderella

ケースからガラスの靴出してキスしたりうっとりしてしまうほど綺麗。拳銃持つ健人も最高にかっこいい。

BAD BOYS

Snow Manの岩本くんとふっかと出てきて、おしゃべりなのかコントなのか?健人はここで岩本くんにスタジャン渡されてジャケットだけ着替え。ネクタイ外す姿がたまらなかったー。シャツのボタン明ける姿も。うぅ、好き。

一応BAD BOYSの設定かな。健人「1000年前からやってきた...という設定w」と。MissionKの設定とBAD BOYSの設定と本人たちのリアルの関係がごちゃまぜになってる(笑)ふっかはモノマネしてた。愛のかたまりを歌う時の健人のイヤモニの外し方。岩本くんてドラムもできるのね。

もう君以外愛せない

健人が「みなさんには大切な人はいますか?」と聞いて、客席からは「健人ー!」「ケンティー!」と次々と声が。それ聞く健人は「...知ってる♡」って、ハァーーーかわいい!素敵!ずるい!好き!白シャツ姿も最高。

前奏で薔薇と踊る健人はディズニーの王子様みたい。OPではSFモノもできそうだわと思ってたんだけど、ディズニーの王子様もできるって役の幅が広い!さすが健人!歌い終わって、横向きの女性のパネルの口にキスすると、パネルの色が青から赤に口から順に変わっていく演出も素敵だったなー。

悲愴(ここさけ)

ここさけの歌、ソロコンでやったりは...とか思ってたけどやってくれたー!少しだけど生で聞けたの嬉しかった。

ディアハイヒール

弾き語り素敵だったなー。ピアノが回るから全方向から健人のこと見れたの良かった。途中からピアノから立って、ステージの端の方に行って、そこ(ステージの下。ステージに上がってはない。)に女の子来てたんだよね。どうやって選ばれてるかは知らないけど、スタッフが適当に選んでるのかな?で、その子に至近距離で見つめて歌ってた。あーこれ好きじゃない演出とすぐ判断した私は、Snow Manのファンどれくらいいるかな?と客席見学に。ただ、好きじゃないとは言っても、カメラは女の子はほとんど映さず健人の綺麗な顔のアップだったし(でも、至近距離で見つめられてるファンがいると思うと良い気はしないけど)、アリーナの反対側にいた私からはよく見えなかったし、見ようとも思わなかった。私は2013年V6のOMGコン*1に比べたら全然マシ...って思って特にダメージはないです。変なところで役に立ってしまったスパノバの呪い...(苦笑)

エンジェル

好きな曲だから嬉しかったー。健人の声綺麗。よく似合う。スクリーンには思い出の?写真みたいなのが出てきたり消えたりしててそれを切なそうに手を差し伸べながら歌う健人の美しさよ。1000年先に戻ってしまうから別れを惜しむかのように...(なのかな?)

阿部くんコーナー

阿部くんの知識披露?三毛猫は99%がメスだよーってお話してたけど、たぶん99.999%くらいだよ..オスは染色体異常だよ...ものすごい高いらしいよ...と頭の中での猫知識が。

つまらなくはなかったけど、正直この前にBAD BOYSのところでコントみたいなことしてたから、この部分はいらないなあというかテンポが悪くなるなぁと思った。(私の好みの問題)

CANDY

健人が「天気は雨だよ」みたいなこと言って、えーってなってたところ「あめはあめでも...こっちのあめだよ!」ってキャンディー出してCANDY!ラブ!ケンティー!って言ってるとき、本当に幸せを感じる。あーーーもうホントCANDYすき♡幸せ!全力でラブ!って叫ばしてくれるの良いよね!楽しくて幸せで、ラブ!ケンティー!を聞いてる健人もにこにこ可愛くて、幸せ! 

衣装は白いスーツにキラキラしたいしみたいなのついてて、なぜかレイみたいなの首からぶら下げてた。健人は白いスーツが本当によく似合う。

MC

健人「楽しければ5時間!つまらなければ30秒で終わります!」に、「えー!(5時間がいい!)」みたいな声出てて、それ聞いた健人が「いやでもトイメンで5時間も喋ることある?」とマジマジと言ってたんだけど、そのへん結構ドライなんだねぇとぐっときた。

健人のソロコンのこの雰囲気が、SnowManのファンにはどうなんだろうねって話の時に「ケンティーガールは普段から仲良くしてるからさー、いいじゃん?」ってナチュラルに言ってきて、それがなんかすごく嬉しかった。双方で仲良いって一致してるの嬉しい。健人も仲良くしてると思ってくれてるのがすごく嬉しかった。この後に「SnowManのファンはクゥゥゥ~~(悶える感じ)とかなるの?くすぐったい?」ってにこにこ健人かわいかったなー。くすぐるの上手なんだって。

3バルの人たちに「見えてるよー」って声かけていって、それが2バル→1バルって順に声かけた後、アリーナの方をちらっと見ながら「油断してるでしょ、ちゃんと見てるよ。俺の視界の広さなめんじゃねーよ♡」ってめちゃくちゃかっこいい顔で言ってて最高だった。

客席から「かわいい〜♡」って声が上がると、健人が「かわいくねーよw」って言うんだけど、それが何度も何度もあって、お互いわざと何度もふざけて言い合ってる感じがすごく幸せだったー♡

1対3000とかなのに、なんでこんなに愛された感があるんだ....健人すごい...

Boogie Woogie Baby

ヘラヘラMC見てたら急に気配感じて横見たら岩本くんが怖い顔で後ろから走ってきて(他の通路には他のスノのメンバーかと)、みんなで健人を撃って健人が落ちていって、SnowManの歌になるという唐突なスタート。おぅ...って感じ。滝沢歌舞伎で滝様と健ちゃんがお化粧したときに歌ってた曲だよね?色も素材も夏感ゼロ(からし色、ベロア)なのに健ちゃんがデザインした衣装着てくれてありがとう~!

IF YOU WANNA DANCE

スノの曲のあとに、誰かが棺桶に入って健人がその棺桶から現れるというイリュージョン。白のスキニーに赤いジャケットで闘牛士みたい。赤似合うー!そして足が長い。一人でのイフワナかっこよかった。振付は5人のと違かった気がする。ちょっとおどろおどろしい感じ。その時はSHOCKのDead or Alive思い出したけど、よく考えたらマイケルジャクソンのThrillerかな。Dead or Aliveもトラヴィスの振付だし、まあそんな感じ。

Mr.Jealousy

途中からバクステ。今年は1バルセンターにバクステがあったのよね。私はアリーナの真ん中らへんだったから、バクステすごく見やすくて最高だったけど、これ2バル3バルのセンターからは見えないのでは...でも1-3バルのサイドからは見やすいだろうし、ずっとメインステージだとアリーナの前列ばかりおいしいことになるし、難しいねえ。メインステージよりステージの位置が高いのかな?メインステージ以上に見やすくて、なんかうわ~~ってなってた。

Forever L

バクステに腰かけて。ハァーーーアリーナ側に下ろされてる足の長さよ。

愛してる愛してない

おお!すばちゃんの曲!と思ったらすばちゃんもカバーなのか。健人よく知ってるね!って思ってた。なかなかの迫力あってよかった。

カレカノ!!

この曲歌う前に甘い言葉を言うというコーナー。リンゴ飴というお題で、キメ台詞的な。(以下ニュアンス)

宮館「りんご飴みたいに溶かしてやるよ」

渡辺「なんでパジャマで着てるの?おっちゃんリンゴ飴持ち帰りで!ついでにお前もお持ち帰りで!」(終わった後に、基本的に下ネタでごめんなさいと謝罪w)

健人「溶けたりお持ち帰りされたりしてんじゃねーよ。キスしてお前のこと真っ赤にしてやる」

ハァーーーーーーカレカノ大好き。楽しい。幸せ!健人もにっこにこで良い。今年もダンスverなの嬉しい。カレカノラブピース!って言ってるときホント幸せ。

Believe

チビジュが地球儀の取り合いして、喧嘩はダメだよーってなったらBelieve。V6がこの曲カバーしたこと知ってるのかな?学校へ行こうの最終回見てたかな??まさかの選曲でびっくり。でも健人が優しい声で歌うんだー。優しい表情で。嬉しかった。途中からはみんなで歌った。なんかここで世界規模の平和について何か言っていたような気がする。

Secret Agent Man

最初はチビジュで歌って、スノが歌って、その間に健人着替えかな?黒の細身のパンツに黒のロングジャケットかっこいい!!!途中からヴァサと健人で。これは東山さんと亮ちゃんがやってたやつ!!東山さん意識してるって思ってたけどこれまたダイレクトに!すっごい良かった!3017年から来た設定だけど、エンジェルとか愛してる愛してないとかこの曲とか懐かしい曲多くて、健人くん過去から来たのでは?私と同世代では??笑

Hey!! Summer Honey

CANDY、カレカノ、サマハニって大好きな3曲!前奏からテンションぶち上がる!上下黒の衣装なのはこの曲には合ってないけど、あーーー幸せ!健人もにっこにこ♡この曲って間奏と最後のところのJr.とぎゅっと固まって踊るところが大好きなんだけど、もうホント健人にっこにこ!スノと目線合わせてにっこにこで、それ見てて本当に幸せな気分になった。

挨拶(の一部。そしてニュアンス)

「幸せだった?俺も幸せだった。今日は来てくれてありがとう。」

「1000年後もこんなコンサートできたら嬉しいね。もしかしたら1000年後まで生きてるかもしれない。不老不死の時代が来るかもしれない。そうしたら儚さとかなくなってしまうけど...。」

「僕たちは出会いたいと思っているからこうして今日出会えています。」

「もし僕がアイドルやってなくても街のどこかで会ってるかもしれない。その時はケンティーガールという関係ではないかもしれないけど(笑)街中でケンティーガール!とか言ったら変でしょ?」

「明日からもたくさんのミッションがあると思うけど、相手に感謝の気持ちを伝えてください。言葉は武器にもなるし、薔薇にもなる」(ここで薔薇を出す)

「3017年に帰ります。」(薔薇をアリーナに投げる)

セクゾコンの時も行ってくれたけど、出会いたいと思ってるから出会えてるってなんかいろいろ肯定してくれてるような気がしてすごく嬉しい。

LOVE風

ベンチにマイクついてて歌うんだけど、マイクに花束ついてて、結婚式のブーケみたいで綺麗だったなー。健人の後ろからピンクの紙吹雪が舞って健人がピンクに包まれててうっとり。

<アンコール>
Teleportation

3017年からテレポートしてきたって演出天才では。最高。途中までバクステで踊った。衣装はミッションインポッシブルのトムクルーズが着てる衣装みたいなんだけど、ぴたぴたの黒のTシャツにぴたぴたの黒のパンツにベルトというかベストというかまあ腰回りについてて、かっこいいけどどこかエロいというか変態っぽいというか...健人はそういう衣装がよく似合う。登場の時は袖上げてたかな?腕の筋肉がすごかった。

途中からに客席通ってメインステージに移動するんだけど、ちょうど通るところの通路横の席だったから手を挙げてみたらハイタッチしてもらえた。わーい♡もちろんわーい♡なんてテンションではなく、あわわわわわわ....という状態だし、ハイタッチよりも健人が私に向かってずんずん歩いてくるのがもう...腰抜かしそうだった。この曲の後半は覚えてない。健人、私と同じ人間だったわ...至近距離で見た健人は私より少し背が高くて、それなりにがっちりしてて、あぁもう男!って感じ。健人って実在してたわ...。私は女の中では身長高いし、私より身長低い男性もたくさんいるし...もうね、私を見下ろす男ってだけでトキメキがすごいのにそれが健人だなんて。ハァーーーー♡私を見下ろす健人よ....

Mission

去年のサマハニもそうだったけど、新曲何度も歌ってくれるの嬉しい♡一度聞いて知ってる曲になってるから1回目よりも堪能したというか、あーここ好き好きって確認しながら見た。で、そんな風に楽しんで見てたら、健人くん自分が着てるTシャツ破った..まぁびっくり。びっくりなんだけど、胸筋と腹筋が綺麗で。その綺麗な筋肉の線の上を健人の汗が流れるのがまた綺麗で。一番見たいのは顔だし、あまりそういう身体とかに興奮しないタイプだと思ってたのにちらちら汗とか筋肉とか乳首とか気になって見ちゃうし、でも顔見たいし...みたいな変な葛藤。目が足りない。

最後、その上半身のいろいろが丸見えな状態で、汗だくのその身体を手でなぞって「1000年先で待ってる」と言ってはけて行ったんですけど、エロ過ぎてぎえーーーーってなってしまった。普段露骨なエロとかには反応しない私も悲鳴あげたわ。

しかし風磨くんは「未来で待ってる」って言ってくれなかったのに(時をかける少女)、似たようなこと健人が言ったねえ。

 

以上、こんな感じでした。そのあと誰もアンコール言わなくて、あきらめ早いのねーって思ったけど、もうアンコールも含めてこの世界観でやっているからそういうものなのね。個人的にはこの後ケントロイドではなく、健人としてハッピーになる曲やってもらいたかったなあとは思うけど、健人がこういうやり方を選んだんだからそれは世界観に忠実ですごいなあさすがだなあと思うし大満足!

去年のソロコンと今年のソロコン、全然雰囲気違くて(一昨年のは行ってないし見てない)、全然タイプは違うけど両方とも最高で、健人の頭の中ホントすごいなあ。いろいろなアイディアがあるんだなあ。

ハァーーー健人大好きだよーーー。

*1:岡田くんがステージに上がったファンと一度下(センダーステージの下がるやつ)に消えてお姫様だっこして再登場したの見て帰宅後号泣した経験がある

実写 心が叫びたがってるんだ。感想

※前半はネタバレなしで感想を書きます。

3回観た段階での感想です。いやー、同じ映画を3回観に行くことはあるけど、1週目で3回観たのは初めてだわー。

 

見終わった後、心が温かくなるような、言葉を大切にしようと思うような、そんな映画でした。人のデリケートな部分の心情が丁寧に描かれていました。

「この夏1番泣ける感動作!」みたいなことを制作側が出してきているけど、押しつけがましい感動ではなくて、じんわりと心が温かくなった。何度か泣いた。

この感動を前面に出している感じとか、「最高の失恋はあなたをきっと強くする」とか「好きと言えない4人の物語」とかのキャッチコピー、間違ってはいないけどなんかなー...言葉の大切さが大きなテーマだとパンフレットにも書いてあるだし、それで宣伝出来なかったのがなーーー。

この映画は、幼い頃に自分のおしゃべりが原因で両親が離婚し、それから言葉を発すると腹痛が起きて話すことが出来なくなってしまった成瀬順が、クラスメイトの坂上拓実、仁藤菜月、田崎大樹とふれあい交流会の実行委員に指名され、ミュージカルの企画や準備をしながら成長していく物語。順だけでなく、他の3人も心に傷を負っていたりトラウマを抱えていて、4人それぞれ、自分や相手と向き合いながら一歩踏み出していく物語です。言葉の大切さが大きなテーマになっていて、考えさせられる部分も何度もありました。

健人に関しては、好き!というフィルターがかかってしまっているから、フラットな状態で見れません。本当は、健人くんは見事に拓実になってた!と言った方が良いんだろうけど、そんな器用なことはできなくて。かっこいい!って思った瞬間たくさんあったし...それでもクライマックスのミュージカルシーンは、わー♡ 健人キラキラしてるーかっこいいーーーー♡ ってそれまでのシーン以上に思ったから、それまではどのシーンもだいぶキラキラを抑えていたのかも。

ミュージカルシーンすごく良くて、健人は本当に王子様だし、芳根ちゃんは綺麗な歌声で引き込まれた。知っている曲ばかりだから聞きやすいし、歌詞をしっかりと噛みしめながら見ていると涙が溢れた。最後は2曲をマッシュアップしているからすべてを聞き取るのは難しいけど、クラスメイトの顔がアップになって、みんなの思いが一つになるのが伝わってきて、映画の中だけでなく、この作品を作るために、みんなが一つになって頑張ってきたんだろうなあという思いもあって泣けた。

ネタバレではない、印象に残った場面は、

  • ママチャリでサドルそんなに上げる?脚長い。かっこいい。
  • アコーディオン弾きながら歌ってる姿、はいこれ一目惚れするやつ~!
  • 「歌ってみるのもありかもよ」はいこれ恋するやつ~!
  • コンビニから出てきた姿かっこいい
  • その直後の後姿もかっこいい。肩幅!
  • おばあちゃんにいいから出て行ってよ~みたいなのかわいい
  • 屋上での「マジか」、やばいこれ恋するやつ~!ここの表情が1番好き!
  • お風呂上がりの拓実ー♡
  • 健人が和室にいる姿なんか新鮮で良い
  • ピアノ弾いて話してる姿も見惚れる。健人は本当にピアノが上手だから、代役いないし健人が弾いてる姿を映せるのすごい武器
  • 順が拓実のことを思い返してるシーン(?)、素敵な健人が次から次に出てきてファンが編集したここさけ健人一押しシーン集みたいな作りがたまらない。(でも「マジか」のシーン入ってないの悲しい)
  • 自転車の置き方!激しすぎ!笑
  • ミュージカルシーンは本当に王子様!健人くん王子様!!!

って感じ。頭の悪そうな感想になってしまった。

悩みやトラウマや不安を抱えている4人それぞれの気持ちがすごく伝わってきて、それでも一歩前に踏み出そうとしている姿に、周りの人たちのおかげで一歩踏み出すことが出来た姿に、心がじんわり温かくなった。

ミュージカルシーンが特に好きなの~。全体的に話とか演出もすごく素敵だけど、王子様役やってる健人たまらない!ミュージカルシーンは監督にここはケンティでと言われたらしく、仕草がめちゃくちゃ綺麗。髪を耳にかけて王子様役さ何度見てもかっこよくて綺麗で涙出る。衣装もよく似合ってて、普通あの衣装を舞台仕様のメイクなしとかで着たらちょっと違和感ありそうだけど健人完璧に着こなせてるから!アップになっても違和感なし!髪を耳にかけてあのハットかぶってる姿もたまらない。ターンも綺麗。すべての仕草が指先まで綺麗。ハァーーーー♡健人くんマジ王子様♡っていい大人とは思えない感想になる。マジ王子様♡

拓実役として健人を選んでくださった監督に本当にありがとうございました!健人に王子様役でミュージカルやってほしいと健人を好きになったときから思っていて、夢叶った~~って何度見ても泣ける。

健人だけでなく、芳根ちゃん、杏奈ちゃん、寛一郎くんもすごく良くて、みんなに引き込まれた。良々も良かった~。先生結構強引で、おいおいおい…って普通ならなるところを、良々のあの雰囲気があるから「まぁ仕方がないか」ってみんながなるのには納得できた。

 

※以下ネタバレあり

まぁいろいろつっこみどころもあるんだけど、しまっちょ(良々)の「ミュージカルには奇跡が起こる」という言葉でいろいろオッケーオッケーとなってる。そんな長いミュージカルではないはずなのに始まってる段階でも拓実が順を探してて間に合わないよーって感じだけど、良いタイミングで戻ってこれて良かったよ。ミュージカルには奇跡が起こるからね、いいの。

私は順のことはあまり好きではなくて、菜月いいこ!って何度も思ったから、巧実が菜月のことを好きなのは良かった。最初それを知ったときは「そっちか!」って思ったけど、よく考えたら順に対してはスマートなふるまいをしている拓実も、菜月に対してはどこかぎこちなかったりするから、そういうことなのかなあ?と。まあ元カノだからぎこちないのかな?って思ったんだけどね。

菜月が田崎くんの陰口言ってる人たちを見て「直接言えばいいのに...」って言った時の拓実の顔も、「こういうところ好きだな~」とか「こういうところ好きだったな~」とか「菜月らしいな~」とかどういう風にも取れる。

菜月は、拓実は順が好きという確信に近いものをもっているのに「気持ちがわからない...」と言うのなんで?と思うけど、菜月からしてみても、拓実の目線が優しかったり、フォローしてくれたり、両親の離婚のこと教えてくれたりと、この人なんで私にこんなこと...?ってなったんだろうなあ。罪な男だねぇ拓実くん。でもホント、菜月は素敵な女の子だから、拓実と両想いなの分かって嬉しい。

順はよく言えば純粋、悪く言えば幼稚。 毎日話しかけてくれてた菜月に対してほとんど目も合わさないような順が、拓実にメールしてって言われてからの怒涛のメール攻撃を見て、うわーガツガツ!って思ったし、その自分の話をミュージカルにしたい、して!って言いだした時も、拓実が戸惑ってるのに歌を何度も歌ってけしかけたり土下座したりなんとまあ主張が強い子...って思った。さくっと主役に手を上げるしね。まぁそれは全部相手が自分の気持ちや言いたいことを分かってくれた拓実だったからなのかな。愛はパワーだね。

主役に立候補したのに本番前日に拓実が菜月に告白しているのを聞いて、ショックで歌えなくなって廃ホテルに籠るのも、声でなくなったのは仕方がないけど、逃げて隠れるのは自分勝手ねと思う。まあ大事な発表の前に人間関係が変わるようなこと言っちゃう拓実も、今まで普通にできてたのに好きの気持ちが抑えきれなくて避けるようになっちゃった菜月も 幼いんだけど、高校生だからそういうものなのかも。

順に対して苦手だなと思う要素は結構あるけど、芳根ちゃんが魅力的に演じていたからか嫌悪感を抱くこともなく、優しい気持ちで見れた。一つを除いては。廃ホテルで拓実に気持ちをぶつけるシーン、途中まではそうだよね~確かに巧実はあれ思わせぶりだったよね~ひどいよね~好きになっちゃうよね~と、順の気持ちに寄り添って見ていたんだけど、「きもいんだよ」はない。言ったらいけない、今まであれだけ良くしてくれた人に。それはひどい。

そして良いタイミングで戻ってこれるんだけど、今まで代役をやってくれた菜月がいるのに、最後の一番いいところで主演交代しておいしいところ持ってっちゃうのがね...菜月ちゃんあの緑のスタイル悪く見える衣装より、白いワンピース着て拓実がやる王子様と歌って踊る方が良いと思うのに、順が戻ってきたことを心から喜んで主役バトンタッチするんだよーなんていい子なの。

菜月ちゃんはずっといいこ。本番前日に気持ちが抑えきれなくてああいう態度しちゃったり、(言い方悪いかもだけど)スクールカーストでの位置が下の拓実のことを同級生とか友達に好きってはっきり言えない弱さはあるけど、でも根本的には優しくて真面目でいいこで私は好き。「暇ならふれ交の準備手伝って」と田崎に言うところも優しいよね。田崎もそう言ってもらえたことで、入りやすかったと思う。あれだけ反対してキレてた手前、自分ではいけないよね。

順はおいしいところ取るなあとは思うけど、それでもうっとりしてしまう芳根ちゃんの歌声。そして表情。順もいろいろ解き放たれて良い顔で歌うんだよね。すごく素敵だった。だから憎めない。

菜月の拓実に対する気持ちは分かりやすい。拓実の気持ちは拓実が口に出すまで分からなかった。順の気持ちの変化はすごくよく分かって、自分の考えてることわかってくれたところ、メールしてって言ってくれたところとかでだいぶ好意は持ってたと思うけど、好きとハッキリしたのは病院でお母さんに明るい子ですって言ってくれたところかな?帰り道に順の頭の中ではミュージカルの話に王子様が出てきて、拓実が王子様役なのに、順の演じる少女が王子様と出会って恋におちるところ書いてて、ハァーーーーこれ拓実のこと好きって分かる話じゃん恥ずかしいーーーーって、もだもだしてしまう。

何度私もそりゃ好きになるよ〜ってなったか。順の拓実へのときめきポイント全部わかる。拓実の気持ちを知って逃げ出す時に拓実の素敵なシーンがいくつか流れるの、ホント私のためかと思うよ(マジか、入ってないけど!1番素敵なのに!)。順の頭の中では拓実が王子様なんだよね。私の中でもそうだよ。

田崎の気持ちは、全然気づかなかった。私が拓実しか見てなかったからなのかな?最後のエンドロールのあとに「成瀬順好きだーー」って言いだして、えええええええ?ってなった。3回目でなんとなく田崎の心の動きがわかったかな。あと、田崎には三嶋くんがいてくれてよかったなーって何度も思った。ああいうときに、必ず味方になってくれる人がいるのってすごく救われると思う。

三嶋くんだけでなく、拓実にも菜月にもいつも良くしてくれてる友達がいて良かった。拓実は地味な設定だけど私から見るとすごく素敵で、でも友達2人を見るとああそういうグループに属してる人ねと分かりやすかった。拓ちゃん拓ちゃん言われてるの愛されてるっぽくて良かった。 

順のいいなって思ったところは、DTMの人がアレンジした曲を聴いた時も、田崎がミュージカルのタイトルを言ったときも、拓実がこんなのはどう?ってピアノを弾いて聞かせたときも、否定しないところ。すぐ拍手して、すごい!素敵!って言うの。そういうところ、すごく素敵で魅力的。あと、廃ホテルで拓実に告白して「ありがとう。でも俺、仁藤が好きだ」って言われた後に「知ってる」って笑顔で受け入れたところもすごく素敵だった。ここが素敵だったから、幼いなーって思ってた今までの順の行動も全部私も受け入れられたのかも。

順のお母さんと、拓実の両親のやりとりも良かった。この物語はみんなが救われる結末だから、見終わったあとに心が温かくなる。

順のお母さんは見ていられなくなって退出するのを引き留めてくれた拓実のご両親に救われた(だから順の歌声も聞くことができた)、野球部の後輩くんは田崎くんの行動に納得できなくてセットを壊したけど直すのを手伝わせてもらったことできっと救われた、順は好きな拓実には振られてしまったけどミュージカル成功したし田崎くんの気持ちを聞いて救われた部分もあると思う。

 

 

この映画で私の心に一番ぐっときたのは、廃ホテルのシーン。

「俺を傷つけてもいいから、思ってること聞かせて」と拓実が言って、順が思っていることをばーーーーって言うシーン。きもいとまで言われても、言い返したり言い訳したりしないでずっと優しい目でしっかりその言葉を受け止めてる姿、「私のせいじゃなくて私のおかげ...?」という順の言葉、最後に「坂上拓実くんが好き...」と言われて、すぐ断るのではなくて「ありがとう」と受け入れる拓実。

ひどいこと言われても、すべて受け止める拓実の姿を見て、私は健人のこの言葉を思い出した。

オレは極力、向こうが(言葉の)ナイフを出してきても花束を出してきたつもりだけど、それでも交われなかった人はいましたね。(QLAP2017/6/15発売)

これだけでなく、健人はインタビューとかで「言葉はナイフにも花束にもなる」と言っていて、このことを思い出すシーンだった。

私は目には目をの人間で、私に悪意を向けてくる人には悪意で返してしまうんだけど、健人見てるとそういうの良くないな~健人みたいになれるように努力しようかなって思う部分が多くて。だからこのシーンは私の健人の尊敬する部分とも重なって、すごく心にきた。それから、“せい”と“おかげ”は真逆なんだよね。考え方次第で大きく変わる。何かあっても、“せい”ではなく、“おかげ”って思えるような人間になりたいと思った。

 

そんな感じで素敵な映画でした。

健人本当に素敵だから!普段のシーンもかっこいいところたくさんあるし、とにかく王子様役めちゃくちゃかっこいいから!!!あと、屋上での「マジか」と、コンビニから出てくるところね!最重要ときめきポイント。

健人が王子様みたいな役をやるミュージカルのお仕事来ないかな~。王子様ではないけど、レ・ミゼラブルのマリウス役とか、ロミオとジュリエットのロミオ役とかこないかな~と思ってます。よろしくお願いします関係者様!